面影橋の北側一帯は武蔵野台地の東縁部にあたり、神田川を望む高台が広がっている。
そのため、この辺りには勾配の急な坂がいくつもある。
3つ目に紹介するのは「稲荷坂」。
前回紹介した宿坂と、美しい坂として一部の界隈では有名な富士見坂の間にある坂である。

この坂には説明板がないためその歴史は不明だが、「ぼのぼのぶろぐ」さんの記事によると江戸時代にはあったそうだ。

坂を登りきったところに名前の由来となったお稲荷様の祠がある。個人の邸宅の敷地内にあるので門には鍵がかかっていた。

この辺りの坂の中では比較的緩やかな傾斜であり、車の往来もほとんど無いため歩きやすい坂だ。

坂を下り、突きあたりを右折して少し歩くと、御府内八十八ヶ所霊場35番札所の根生院という寺がある。
じつはこの寺のすぐ脇にも名前のない別の坂がある。この坂には一段一段の高さが不揃いな古い階段があり、なかなか良い味を出しているので、機会があれば紹介したい。





